鍼灸師のいぬいです。
本日は『女性に多い病気と睡眠の関係』について書いていこうと思います。
さっそくどうぞ!
鉄欠乏性貧血
私たちの体内には鉄があり、その3分の2ほどは血液中にあります。
女性は月経、出産、授乳によって多くの鉄を失いやすいため、男性よりも鉄欠乏性の貧血になりやすいです。
また、近年では筋肉トレーニングをする女性も多く、トレーニングによって赤血球が潰れるためさらに拍車をかけています。
貧血になると、イライラしたり、動くことが面倒になったりします。それによって、睡眠が浅くなります。
また、むずむず脚症候群と鉄不足の関係が深いという研究もあるようです。
リウマチ
日本国内におけるリウマチ患者数は約60~100万人ともいわれ、男女では3~5倍程度女性に多い病気とされています。
どの年代でも発症するとされていますが40〜50歳代に多い傾向にあります。
痛みが強く出るために睡眠が浅くなります。
甲状腺機能低下症(橋本病)また亢進症(バセドウ病、グレーブス病)
ノドの下半分あたりにある甲状腺ですが、甲状腺で作られるホルモンは新陳代謝に関係します。
甲状腺の機能が低下すると、無気力や記憶力低下、疲労感、むくみ、体重増加、便秘などがみらられます。
反対に甲状腺の機能が亢進すると、暑がり、発汗過多、体重減少、食欲亢進、動悸、不眠、不安感などがみられます。
甲状腺の機能が低下すると眠気が強くなり、亢進すると不眠になりやすいです。
便秘
自律神経は腸をコントロールしています。便秘になると、自律神経のうち副交感神経の働きがわるくなります。
副交感神経はカラダをリラックスさせる神経なので、睡眠が浅くなります。
日頃から、水分や適度な運動を心掛けましょう。
冷え性
女性は冷え性の方が多く、手足が冷たいために体内の熱を上手くコントロールできずに、深部体温が下がらないために入眠しにくくなります。
解決法の一つは、しっかりと湯船で温まることです。入浴によって手足の血管が開き血行が良くなります。
あとがき
いかがでしたか?女性になりやすい不調と睡眠には関係が深いですね。
日頃から出来るケアを東洋医学では養生(ようじょう)と言いますが、しっかりと養生して未病で止める、病気にならないようにしていきましょう!
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